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ブログ:特定非営利活動法人 とみおか子ども未来ネットワーク

『おせっぺとみおか』の活動 ~1年の振り返りにかえて~

こんにちは。地域調整員、関東甲信地域担当の金子です。今回は、とみおか子ども未来ネットワークの活動の一つである『おせっぺとみおか』を通して、この1年を振り返ってみたいと思います。

『おせっぺとみおか』は、福島県富岡町で暮らしてきた一人ひとりの人生を書き起こすことで、富岡町の姿を記録していくプロジェクトです。富岡町で生まれ育った現在高校生から大学生の「聞き手」が「聞き書き」という手法を使って、富岡町でずっと暮らしてきた年長者である「話し手」に話を聞き、相手の言葉だけで文章をまとめ、ひとつの作品に仕上げていきます。

作品を作る過程で「聞き手」は、約2回、合計4時間以上のインタビューを行い、そのすべてを書き起こします。文字数は約3万〜6万文字。それをひとつの文章にまとめていくのは難しく、根気のいる作業です。相手が何を伝えたいのか、何を大切にしてきたのかを繰り返し考えながら進めていくため時間もかかります。しかし、ふとした瞬間、「この話し手は、こんな想いで、こんなことが言いたいのかな」と気づきます。時間をかけて取り組んできたことで、「聞き手」は「話し手」と同化するような感覚になるのだと思います。

この姿を見て、支援活動でよく言われる「寄り添う」とはどういうことかを、改めて考えさせられました。今年度、地域調整員として各地で行われた活動に参加し、この担当ブログでも、避難されている方たちに寄り添おうと活動する団体を中心に紹介してきました。避難が長期化し、個人個人の課題に取り組む必要があるいま、しっかりと時間をかけて避難されている方々に伴走する、寄り添い型の活動からしか見えてこないことが多いのではないかと感じます。

震災から6年、区域外避難者への住宅供与の終了や避難指示区域の一部解除等、避難されている方々を取りまく環境は大きな変化の時期にあります。いま、復興を考えていく中で大切なことは、避難されている方自身がこれからの選択を自分の考えで、自分で決めていくことができる環境があることだと思います。そのためにはただ単純に復興の加速をあおるのではなく、被災された方を想い、考え、寄り添う社会がなければならないと感じた1年でありました。

避難者と支援者による 2016 ふれあいフェスティバルに参加して

こんにちは。地域調整員、関東甲信地域担当の金子です。

今回は、東京都内に避難されている方々がつくるサロンや団体と支援者とが協力して開催した、「ふれあいフェスティバル」について書きたいと思います。

東京都内には避難されている方をサポートするネットワークとして広域避難者支援連絡会 in 東京(以下、連絡会)があります。連絡会では、参加団体のもつつながりや、活動の一つである広域避難者支援ミーティング等を通して、都内の避難当事者グループが広域でつながる機会を作ってきました。

今回、紹介する「ふれあいフェスティバル」は避難当事者グループが実行委員会をつくり、連絡会がサポートする形で行う大規模な広域交流会で、今年で2回目の開催となりました。

このイベントの特徴は、実行委員会に参加する避難当事者自身が、「孤立する人をつくらない」「なかなか表に出てこない方や、交流の機会がない方のために少しでも外に出る機会となれば」という想いから、多くの支援団体の協力を得ながら、企画、開催していることです。

震災から6年目となり、生活する基盤を移す方も増えてきている中で、これまで作り上げてきたつながりが途絶えることのないように、そして移った先の地域での新たなつながりをつくるために、今年度の「ふれあいフェスティバル」では、東京都内のみならず、関東各地の支援団体にも声をかけ、より広域からの参加者を募りました。

その結果、今年度は500名(支援者等含む)を超える方が参加し、避難先や避難元の地域を越えた交流が実現、大盛況となりました。当日は、避難された方が支援者と一緒にブースを出店したり、ステージで出し物をするなど、避難者と支援者の区別なく楽しむ場面もあり、参加者それぞれが、思い思いの時間を過ごしていました。

来年3月の自主避難者への住宅供与期間終了や、避難区域の一部解除など、避難されている方々を取り巻く環境は大きく変化していこうとしています。そのような状況だからこそ、多くの人が想いを共有できたり、ゆっくりと集まって話せたり、楽しめたりする機会が大切になってくると改めて感じました。

地域とつなぐ「ふくしまあじさい会」の活動

こんにちは。地域調整員、関東甲信地域担当の金子です。

震災から5年が過ぎて、関東地域では避難されている方々の住宅を求める動きが目立つようになってきました。避難されている方々にとって住宅の問題は大きく、平成29年3月末には、自主避難者への住宅供与期間が終了するなど、更に選択を迫られている状況になっています。これからの居住先を決める中で、それぞれの選択があると思いますが、避難先地域やこれから移り住む地域のコミュニティは大切なポイントになるのではないでしょうか。

今回ご紹介する「ふくしまあじさい会」は、栃木県下野市を中心に活動する避難当事者団体で、そういった地域のつながりを大切に活動する団体のひとつです。

9月18日(日)、ふくしまあじさい会のバーベキューに参加させていただきました。当日は、荒れ模様の天候でしたが、朝早くから会のみなさんが集まり、準備をし、また利用した施設のスタッフの皆さんにも協力いただきながら、小さい子から年配の方までが参加する笑い声の絶えない会となりました。

ふくしまあじさい会は、2011年6月に「あじさい会」として活動をスタートしました。避難者同士のつながりを求め、「福島」や「いわき」ナンバーの車を自転車で見付けて回った会の代表の苦労もあり、その想いに賛同した仲間が集まり、翌年6月に「ふくしまあじさい会」と名称を改めました。その頃より、月に1度の定例交流会を開催し、今では毎回40〜50名の方が集まるそうです。また、毎月独自に広報誌を発行し、下野市の協力により市内の避難世帯へ発送しています。現在、下野市には125人(平成28年8月30日現在)の方が避難していますが、その様な地道な活動によりほとんどの方を把握できています。

また、地域との交流も盛んで、福祉施設の田植えのお手伝いや地域のイベントでの出店、清掃活動等に参加し、代わりにイベントやお花見等のお誘いを受けるなど、その交流も定例化してきています。孤立してしまう人がでないよう、避難者同士のネットワークをつくり、避難先地域への感謝や地域に溶け込んでいけるような取組を続けてきているからこそ、避難者の集まりの場が減りつつある中、つながりを求めて、下野市内のみならず、周辺地域や県をまたいだ参加も増えてきているそうです。

ふくしまあじさい会は、毎月第2木曜日、下野市コミュニティセンター「友愛館」で定例交流会を開催しています。お近くにお住まいの方、また遠方からでも会の活動にご興味がありましたら、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。

『じしゅひなんママのきもちが奏でる〜ぽろろん♪〜』の活動

こんにちは。地域調整員の関東甲信地域を担当するとみおか子ども未来ネットワークの金子です。今回は、埼玉県内で活動する『じしゅひなんママのきもちが奏でる〜ぽろろん♪〜』の活動を紹介します。

7月24日(日)、川越のビアガーデンで行われた『ぽろろん♪』の暑気払いに参加させていただきました。この企画は、以前開催されたバーベキューの際に、普段はあまり参加しないお父さんたちの、「飲みながら話のできる場があったら嬉しいな」という声から実現したそうです。そんな経緯から開催された暑気払い。お父さんやお子さんたちも一緒に参加し、色々な話をしながら楽しい時間を過ごすことができました。

『ぽろろん♪』は、埼玉県内に避難している自主避難のお母さんたちと埼玉のお母さんたちで作った集まりです。この『ぽろろん♪』では、年2回の情報誌『「お手紙ですよ ぽろろん♪』の発行を中心に、メーリングリスト等による情報交換や、毎月11日に埼玉県各地で、お茶を飲みながらの交流会『ぽろろんの時間』を開きながら、同じ立場で生活するお母さんたちのつながりづくりをしています。

この会の参加者のほとんどが自主避難のお母さんたちです。来年3月には住宅供与期間が終了し、次の住宅を探さなければならない状況の方も多くいます。震災から5年が経過した現在まで、子どもたちの健やかな成長を願い、生活環境を整えようと懸命に過ごしてきていました。今生活する場所を離れること、住宅を移ることだけでも負担は小さくありません。これまで積み重ねてきた子どもたちの学校環境や人間関係。そういった生活する上で大切なものを、また一からつくらないといけない状況や、避難に関わる不安などは、どなたにとっても想像以上に大変なことです。

そんな状況があるからこそ、『ぽろろん♪』では、同じ想いで生活するお母さんたちを待っています。自主避難のお母さんたちにむけて「ひとりじゃないよ」と発信しつづけることで、ひとりでも多くの自主避難のお母さんたちと出会い、少しでも「つらいこと」「迷っていること」「悩んでいること」「これからのこと」 などを、気軽に話し合える場をつくっています。それは『お手紙ですよ、ぽろろん♪』や実際に開催されている交流会からも、あたたかいメッセージを感じることができます。普段は周りに気を遣っている方も、きっと同じ立場の方だからこそ話せることがあると思います。1人で悩まず、まずはぜひ1度『ぽろろん♪』の扉をあけてみてください。きっと温かい笑顔で迎えてくれますよ。

更に詳しい、『ぽろろん♪』の活動は、ホームページ上から『お手紙ですよ、ぽろろん♪』をご覧ください。

タウンミーティングの活動から

こんにちは。地域調整員・甲信地域を担当するとみおか子ども未来ネットワークの金子です。今回は、とみおか子ども未来ネットワークの活動の一つである「タウンミーティング」を通して見た、甲信地域の様子と連携についてのお話です。

とみおか子ども未来ネットワークは、子育て世代の父母が中心となってつくった、福島県の富岡町民による団体です。東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の影響により全国47都道府県に避難している富岡町民をつなぎ、町民同士が互いを支え合えうる環境や、次世代につなぐ「新たな富岡町のかたち」を考えていくため、世代や地域を超えてさまざまな活動を行っています。その活動の一つが「タウンミーティング」です。

タウンミーティングは、全国に離ればなれになった富岡町民同士で「避難の事」「いまの事」そして「これからの事」などを語ることのできる対話の場として全国各地で開催しています。平成27年11月14日には、地域調整員の活動を通したつながりもあり、「東日本大震災・山梨県内避難者と支援者を結ぶ会(以下、結ぶ会)」の協力で、山梨県甲府市で「タウンミーティングin甲府」を開催しました。

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甲信地域に避難している富岡町民の数は多くありませんが、当日は山梨県内で避難生活をおくる富岡町民2世帯4名の方が参加されました。避難当初の様子から、町の復興状況や今後の生活がどうなっていくかなど、同じ町民同士だからこそ話すことのできる内容まで話はつづき、参加者からは、「今日参加して、話が出来て、少し胸のつかえがとれた感じだ」という感想もいただきました。

また今回、参加を楽しみにしていた方が急病のため参加できなかったことがわかり、翌日に直接会いに行くことにしました。そこでも、避難当初のご苦労や現在の状況、避難元が同じ町民同士の交流を求めていたことを聞き、気兼ねなく気持ちを吐き出せる環境づくりの必要性を感じました。

甲信地域に限らず、広域避難をめぐる問題では、多様化する個々の状況に対応できるだけの支援や情報が行き届いていないことも多く、また避難元の状況による立場の違いにより、交流会等に参加しにくい状況もあるようです。そのため、なかなか自分の気持ちを吐き出せないままに、避難後ずっとやりきれない気持ちや、胸に何かがつかえたような状態のままでいる方も少なくないのではないでしょうか。そういった状況を少しでも緩和していくことで、一人ひとりの置かれた状況を把握し、様々な角度からの活動や支援を考えていくことがより一層必要になってくると思います。

今回は、はじめてこのような交流会に参加された方もおり、タウンミーティングを通して、避難先地域の団体である「結ぶ会」を紹介することができました。全国各地で、避難元と避難先地域の双方のつながりをつくること、様々な情報を共有し、避難されている方たちがそれぞれの想いで考え、選択をできる環境をつくることも役割だと感じます。そういった場のひとつとしても、タウンミーティングをつづけていきたいと思います。

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とみおか子ども未来ネットワークのFacebookページでは、タウンミーティングの言葉を掲載しています。是非ご覧ください。
とみおか子ども未来ネットワークFacebookページ

一人ひとりと向き合う支援

こんにちは。地域調整員・甲信地域を担当するとみおか子ども未来ネットワークの金子です。先日、長野県上田市内にある社会福祉法人 上田明照会を訪問し、避難者支援の取り組みについてお話をお聞きしてきました。今回はその報告をいたします。

現在、長野県には1,006人(平成27年9月29日現在)が避難されており、うち上田市には107人(平成27年6月30日現在)の方々がいます。上田市には市内にある5つの団体から構成される「上田市東日本大震災避難者支援実行委員会」が発足しており、会合を通して避難された方たちの交流イベントの企画・実施、情報交換等を行っています。その構成団体の1つが上田明照会です。

上田明照会は地域の社会福祉事業に取り組んできた歴史のある法人です。東日本大震災後は「上田ともいき処」を設置し、震災関連の支援活動を始めました。平成26年度からは避難されている方たちを含めた地域の総合的な福祉活動(ふくしのまちづくり、生活不安等の相談支援など)を担うため「地域応援室 上田ともいき処」として新たな取り組みを始めています。

ともいき処は避難当事者が自由に使えるスペースとしても開放されており、定期的な交流サロンも行われています。8月29日に行われた夕食交流会では40名近い方(子どもが約半数)の参加があり、大人も子どもも、にぎやかで楽しい時間を過ごしたそうです。また、相談支援員を配置し個別の相談にも対応しています。行政の立場ではサポートしにくい方や制度等の狭間で苦しんでいる方、生活が苦しい方など、日々の相談に応じ対応できる体制を作っています。

ともいき処では今後更に必要となる個々の課題に一緒に向き合うため、個別の相談対応に力を入れていきたいと考えています。交流サロンや保養施設(下記参照)などを設置するのも、避難者同士のつながりを通して少しでも孤立を防ぎ、サポートしていく体制を築くためです。今後も避難されている方にとって安心して利用できる場所として広く活用されることを目指していくそうです。

利用可能な施設の情報

ともいき処(交流サロン)、中丘ハイツ、大久保ハウスの3か所を保養施設として開放しています。個人、グループ、どなたでも1人1泊250円で利用可能です。

また、ともいき処は避難している方が自分たちの活動やゆっくりと休暇をとる場として自由に利用できます。年間を通して利用できますので、まずはご相談ください。

※ ご相談は「上田ともいき処」直通電話 0268-27-6640 まで。
更に詳しい、ともいき処の活動はホームページをご覧ください。

避難者をむすぶ結ぶ会の活動

こんにちは。とみおか子ども未来ネットワークの金子です。今回は、山梨県内に避難されている方々の支援を行う「東日本大震災・山梨県内避難者と支援者を結ぶ会」の取り組みについて、ご紹介いたします。

現在、山梨県には684人(平成27年6月30日現在)の方々が避難されています。県内21市町村に分散して避難されていること、また支援についても、抱える課題が多様化・個別化しており、さらには母子避難者や生活困窮者への支援も必要になってきていることから、個々の状況にあわせた対応が求められています。そうした中で、「東日本大震災・山梨県内避難者と支援者を結ぶ会(以下、結ぶ会)」は、官民協働でワンストップ(相談窓口の一本化)での相談対応や必要な制度等の情報提供、様々な形での交流機会の提供等をメインとして活動しています。

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結ぶ会は、平成23年9月に設立されました。当初は、山梨県、甲州市および5つの県内民間団体を発足の構成団体として活動していましたが、現在は山梨県、県内21市町村および16つの県内民間団体によるサポート体制を実現しています。そのことによって、より個々の課題に合わせたサポート体制を整えられるようになっているようです。

交流会については、県内7地域において、地域別・出身地別の交流サロンや、全避難者を対象とした交流会の実施により、避難者同士、また避難先地域の住民との交流促進を図っています。個人の思いや情報を交換する場、基準を共有できる場、そして避難先地域のみなさんと関わる貴重な場となっており、孤立防止や居場所づくりを担っています。

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避難者数の少ない地域、被災元や東京都等の中心地から離れている地域においては、「情報」の面での課題も強く感じられます。その理由として、元々の避難者数が少ないために、例えば同じ町の住民などと情報交換する機会が少ないこと、避難元行政等からの直接の説明会も後回しにされてしまうのではないかという不安が避難者のみなさんの気持ちには常にあります。情報が少ないことで、判断できる指標を見つけることができず、結果として生活に支障がでることも考えられます。避難先地域によって課題は様々ですが、山梨県内においては、これまで上げたような、地域の課題があるからこそ、情報提供や交流会の実施に力をいれて活動する必要があるのです。

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長期化する避難生活において、一つひとつの小さな活動の積み重ね、また様々な団体との連携によってネットワークを広げ、一人ひとりそれぞれの想いに寄り添いながら活動していきたいという気持ちが、結ぶ会を支えているようでした。

結ぶ会の情報はホームページをご確認ください。

都内避難当事者団体によるつながりと取り組み

こんにちは。とみおか子ども未来ネットワークの金子です。今回は、昨年秋に東京都内に避難されている方々がつくるサロンや団体が集まって開催した“秋の大交流会「バスハイク2014秋」”、そして、年末に行われた“お正月準備の会「ふるさとを感じる大交流会~餅つきと浪江焼きそばで、行く年来る年~」”について書いてみたいと思います。

秋の大交流会「バスハイク2014秋」

このバスハイクは、都内で活動する10の当事者団体を中心に77名が参加、観光バス2台とマイクロバス1台を借り切り、昨年の11月8日(土)~9日(日)にかけて1泊2日で行われました。開催にあたっては、当事者団体による実行委員会を設置、事務的なサポートに広域避難者支援連絡会 in 東京が入り、開催までに6回にわたる会議の中で企画や運営の仕方などを考えてきました。

当日、都内5各所を起点にバスに乗り込んだみなさんが目指すのは千葉県の一宮。生憎の雨模様となりましたが、宿泊場所となった一宮シーサイドオーツカに到着すると、ホテルで用意してもらった大鍋を使ってみんなで芋煮を作り、昼食をとりました。昼食後は交流企画として、各団体の紹介とテーブルを囲んで自由に話ができる時間を設けました。夕食時にはホテルより地元の和太鼓の演奏のプレゼントもあり、みなさんが食事と会話を楽しみました。その後も夜遅くまで盛り上がりました。二日目は内房の金谷に移動し、昼食と房総のお土産を購入、アクアラインを経由して海ほたるに立ち寄ってから東京に戻り、解散となりました。

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都内では他地域に比べて当事者による団体が多く、昨年度あたりからそれぞれの団体を超えての交流やイベントが少しずつ増えているように感じます広域避難者支援ミーティングin東京で集まった当事者団体のみなさんと話す中でも、もう少しゆっくりとした時間の中でじっくりと話ができる機会、同じような想いをしている方々の出会いの場を作れないかとの話があった中で行った今回、実行委員会が行う準備の段階から開催にいたるまで、団体間のつながりが深まったと感じました。

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お正月準備の会「ふるさとを感じる大交流会~餅つきと浪江焼きそばで、行く年来る年~」

バスハイクを当事者団体による実行委員会で企画、実施した後、より広く交流を深められる場として12月27日(土)、いたばし総合ボランティアセンターを会場に「お正月準備の会」を開催し、160名の方たちが参加しました。この会については、2013年から引き続いての開催となりましたが、今回はバスハイクの実行委員会のメンバーが引き続き、企画運営に参加したことで、当日は避難当事者のみなさんが浪江焼きそばや雑煮の調理、餅つきに積極的に関わり、時にはボランティアに指導する場面も見られました。

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震災から3年半以上が経ちましたが、この場で震災以降初めて再会したという方も何名かおり、子どもから高齢の方まで、多くの方が集まることで新しい交流の場が出来たと思います。また、故郷での年間行事であった正月準備(餅つき)を避難先である東京で開催することが、もう一度自分の暮らしを見つめる場になり、普段はなかなか交流の場に参加しない方がこんな会なら覗いてみるかなという機会になったのではないかと思います。

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都内の当事者団体はそれぞれ、避難先での集まりだったり、避難元、母子避難や自主的に避難されている方を主にした活動だったりと様々な集まりがありますが、今後もそれぞれの団体がその特徴を生かしつつ、もう一つ広いつながりをもって、何か困ったときは相談しあえる、お互いに求め合える関係を作っていければと思います。

共にあゆむ活動へ

こんにちは。とみおか子ども未来ネットワークの金子です。今回は、神奈川県内やその近隣に避難されている方々の支援を行う「かながわ避難者と共にあゆむ会」の取り組みについて、2014年9月15日(月・祝)に開催された「第5回ふるさとコミュニティ in かながわ」の話題を中心にご紹介いたします。

「ふるさとコミュニティ in かながわ」は、東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の影響により神奈川県やその近隣に避難された方同士が知り合うきっかけづくりと、避難生活の中ひと時でもほっとしていただける場づくりのために、おおよそ年2回のペースで開催されている交流会です。2012年7月開催の第1回から数えて、5回目を迎えた今回は、過去最多の110名の方々を迎え開催、東京や千葉、埼玉から参加した方もいらっしゃいました。

ふるさとコミュニティでは毎回、メインステージに避難元地域に伝わる伝統芸能などに関わる方たちをお呼びして披露してもらう機会をつくっています。今回は、福島県双葉町の標葉せんだん太鼓保存会の皆さんにご参加いただき、創作太鼓を披露していただきました。自らも避難生活を送りながら、同じように避難している方々の力になりたいという気持ちのこもった太鼓の響きと、涙し、時に立ち上がって手拍子をする方たちとがつくる空間に、強い一体感を感じて、私もグッときてしまいました。

避難されている方たちが、日々の思いを込めて制作された作品を展示した「ふるさと作品展」では、県内を中心に避難当事者のグループとして物づくりの活動をする「どんぐりの会」と、いわき市で活動している「和布細工工房ほのぼの」の方たちによる作品が数多く飾られました。グループの方たちの中には、展示の準備や飾りつけから参加した方もおり、開催中は、展示された自分の作品の前で、訪れた方たちに嬉しそうに作品の説明する姿が、とても印象的でした。

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その他にも、歌やお笑い、協力団体によるハンドマッサージやネイルアートなどのリラックスできるコーナー、名刺作成や将棋教室など盛り沢山の催しがありました。談話スペースには、多くの方たちが集まり、久々の再会を喜ぶ人やおしゃべりを楽しむ人、被災元自治体の職員とお話や相談をする人など、各所で盛んに交流が行われました。

また、この交流会の運営には「かながわ避難者と共にあゆむ会」のメンバーだけでなく、東日本大震災の支援に関わってきた他団体のメンバーもスタッフとして加わり開催されました。そのボランティア数は50名を超え、一部ではありますが、避難された方たちも準備や会場の手伝いに参加されるなど、回を追うごとに様々な方々の協力がいただけるようになってきています。震災の風化が言われる中、避難が長期化している今だからこそ、多くの人たちが共に協力し合い、お互いを理解し合いながら、より現状に即した支援や情報共有のあり方を進めてゆくことがますます必要になってくると、この交流会を通して改めて感じました。

当事者団体と支援団体をつなぐ新しい仕組み

こんにちは。特定非営利活動法人とみおか子ども未来ネットワークの金子です。今回は私が地域調整員を担当する関東地区の中から、東京で開かれている「広域避難者支援連絡会in東京」についてご紹介します。

震災から4年目を迎えた今も、東京都には7,798人(平成26年6月24日現在)の方々が避難されています。避難者数は緩やかに減少をみせているものの、被災三県を除くと最も人数の多い都道府県となっており、今後の生活環境などを考えると、この避難状況は長期間にわたり続いていくことが予想されます。また、支援についても、個々の状況にあわせた多様な連携が必要ですが、十分な支援が行き届いているとは言えません。特に震災から1〜2年目は、多くの団体が活動していたものの、それぞれの情報をシェアしたり、協力体制を築くまでには至らず、個々の取り組みに頼るしかない部分が強くありました。

そんな状況の中で、広域避難者支援連絡会in東京(以下、連絡会)は、支援団体・当事者団体のネットワークづくりを目的に2013年5月に東京都内を主に活動地域とする11の参加団体により設立されました。連絡会ではこれまでに5回の広域避難者支援ミーティングを開催しています。JCNとの共催で行われた第1回は、支援団体を中心としたミーティングでしたが、定例会や多くの団体や交流会などへ訪問する中で徐々に都内で活動する当事者団体の様子が見えはじめ、当事者を含んだ会議へと発展してきました。

なかでも、第4回の支援ミーティングでは参加対象を都内で活動する当事者団体、当時者と共に活動している団体に絞り、それぞれの団体の活動紹介や、様々な意見交換が行われました。多くの課題が話されるなか、これまで一堂に会する機会がなかった12の団体が顔を合わせ話し合う場を持てたことは、団体間での協力、連携を深めていくための一歩になりました。これだけの数の団体が、難しく思われがちな会議の場に参加してくれたのは、連絡会が取り入れてきた「バディ制」が一助になっているのかもしれません。

バディ制ってなに?と思われる方もいるかもしれませんが、簡単に説明すると「バディ」=「仲間、相棒」のこと。連絡会の中からそれぞれの当事者団体をフォローする担当者(バディ)を決めることで、そのバディが日頃からの連絡調整や担当団体の行うサロンに通うなどしてお互いが顔の見える関係を築いていきました。現在、連絡会は支援者団体のみで構成されていますが、こうした関係が当事者団体を含めた繋がりづくりに反映されています。

支援関係では、とかくネットワークが大切などと言われがちですが、それは個々の繋がりがあってはじめて力を発揮できるものです。連絡会の皆さんが当事者団体のバディとなり、情報の伝達やイベントの協力を行うこと、お互いが身近な存在になることは、どこの団体やサロンでも同じように必要なことで、その繋がりが個人を支えていく仕組みになっていくのだと改めて感じています。今後、連絡会では支援ミーティングに加えて、当事者団体の方々を主体とした交流の機会を企画サポートしていきますが、こちらはまたの機会にお話したいと思います。

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